上司への賃上げ要求や買い物中の値引き交渉など、一般論として、お金の話はなんとなくやり辛いものです。男女間でのお金の話となると、更に事態は複雑に。世間を騒がせている高嶋政伸&美元夫妻のような失敗をしないためにも、今回は、同棲や結婚をしている男女が、お金について気持ちよく話し合うためのコツを探ってみたいと思います。
カップルの経済事情
同棲中や結婚後のカップルのケースにおいて、男女それぞれが共働きで、家計費は全て折半することになっているのであれば、お金のことについて揉めることもそう多くはないかと思われます。しかし日本では一般的に、男がより多く、または全ての家計費を負担するケースが多く、カップルが一つの財布で家族全ての出費を賄うという家庭も多いようです。
お金に関する認識の相違や誤解を起こさないで、二人が気持ちよく暮らしていくためにも、お金の話は二人が暮らし始めたらすぐに話し合いを持つべきでしょう。高嶋政伸と美元の泥沼離婚劇の壮絶さをみても、良好な男女の関係を保っていくためには、お金に関する共通認識を持つことがいかに大切かがよく分かりますよね。
食費や生活費のようにその都度発生する家計費をどれ位で賄うのかの標準額を設定するのはもちろんのこと、子供の成長に伴う出費をカバーするための蓄えや、老後の備えなどの預貯金額の目標設定、将来のための投資先の検討など、二人で話し合い協力ながら、出費や貯蓄の目標を立て、その後修正が必要であれば、随時話し合い、二人で見直したりしていくことになります。
お金の話をスムーズに行うには
お金の話は避けては通れないにも関わらず、なかなかしづらいもの。どうしたら彼や夫とスムーズにお金について話し合うことができるのでしょうか。
[1]最適なタイミングを見計らう
特に男性は、何かに集中している時にはそのことしか見えていない(聞こえない)傾向がありますので、暇そうなタイミングを見計らって、それとなく切り出してみると良いでしょう。彼がリラックスしている時、例えばディナーの時やお風呂上りなどが効果的です。ディナーであれば彼の好物を作ってあげたり、お風呂上りであればマッサージしてあげるなど、機嫌を取ってから本題に入ると話がスムーズに運ぶかもしれません。
また、多忙で普段あまり時間の無い彼とお金の話がしたい時には、彼が出勤する時に前もって「今夜、大事な話がしたいから、早めに帰ってきてくれると嬉しいんだけど」などと一言告げておくとよいでしょう。彼も心積もりができますし、あなたも待ちぼうけをくらうことがなく、無駄なストレスを抱えなくて済みます。
[2]下準備をしましょう
お金についての大事な話をするのであれば、資料などをできるだけ揃えて、彼が納得するように準備しておきましょう。
[3]妥協も必要
例えば浪費癖のある彼だったとしても、一方的に責めてはいけません。彼とあなたは育った環境も違えば、考え方も違うのです。まずはそれを受け入れ、その後で、どうしたらお互いが過度なストレスを抱えることなく家計をうまくやり繰りできるのかを、共に知恵を出し合って考えてみましょう。自分の考えを押し通そうとせず、常に妥協する姿勢で臨んでください。そうすれば、きっと彼も理解しようと努力し、協力的になってくれるはずです。
[4]受け身ではなく、積極的に
お金の話になると我関せずを決め込む女性もいるようですが、二人の将来がかかっていることですので、自分からも積極的に調べたり発言したりしてみてください。男性としても、そのような頼りになるパートナーが側にいて家計を支えてくれると安心して仕事に励むことができます。
[5]いつも二人で
男性の稼ぎで生計を立てている時には尚更、お金に関する決め事を一人で勝手にしてはいけません。過ちを犯す可能性が高くなりますし、何よりパートナーを無視しての単独行動は、二人の仲に悪い影響を及ぼしかねません。いつも二人で話し合い、お互いの了解の上でプランを立てるようにしましょう。
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