
失恋した際の男性心理
最新の研究により、それは、バソプレッシンという神経化学物質が大きく影響しているということが判明しました。男性が危機的状況に陥った時、バソプレッシンの働きにより、他の男性に対し「親しくしたくない」と感じたのに対し、同じ状況下に置かれた女性では、バソプレッシンの働きにより、他の女性に対し「親しくしたい」と感じる、という結果が出ました。
このことは、失恋という悲惨な状況に置かれた男女のその後の行動パターンにも見てとれます。女性は、失恋したことを女友達に話し、「あんな男とは別れて正解よ」とか「あなたにはもっと素敵な男性が相応しいわ」などと慰められているうちに、比較的短期間で、なんとなく前向きな気持ちを取り戻せるのです。女性の場合、失恋して毎日泣いていたかと思ったら、ほんの数日後には新しい彼ができてラブラブ、なんてこと結構ありますよね。大失恋の後にほんの数ヶ月で別の男性と結婚、なんてことも、女性の場合には珍しくありません。
一方で男性は、自分の殻に篭りがちになり、失恋の痛手を自分一人でなんとかしようと努めます。一人で困難を乗り越えるのであれば、立ち直るのに時間がかかるのも当然ですよね。
失恋と同時に我が家をも失う男
もう一つ、男性が失恋の痛手をひきずり易い理由があります。それは、男性は潜在意識の中で二人の関係を「愛しいマイホーム」のような存在とみなす傾向があることが分かっています。それはちょうど犬がマーキングした場所を自分のテリトリーとみなすのと一緒で、人間のオスも、エッチした女性を自分のもの(マイホーム)と思う傾向にあるということです。男性が失恋すると、愛する女性を失うだけでなく「我が家」まで失い、精神的にホームレス状態になってしまうのです。
実際、離婚した男性の免疫機能を調べると、機能が著しく低下しているケースが多く、また統計的に、離婚を経験した男性は、離婚を経験した女性に比べて、病気になる率が高く、早死にする傾向にあるようです。
失恋とひと口にいっても、男性の場合はずいぶんと大ごとなんですね。
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